頚椎症とは背骨と背骨の間に挟まっている椎間板というクッションが変性(老化現象)をきたすことに伴い骨自体や背骨の配列が変形することを指します。これによって脊髄から出ている神経の枝(神経根)が障害され主に片側の首~肩、手にかけてしびれや痛みを伴うものが神経根症、脊髄自体が障害され主に両方の手足のしびれ、細かい手指の動きが障害されるものは脊髄自体の障害で脊髄症と呼ばれます。同様に骨や椎間板の老化現象ではなく、椎間板の内部の髄核とよばれる成分が飛び出し脊髄や神経根を障害しても同様の症状が出現します。
投球(野球肘)、ラケットスポーツ、器械体操など繰り返す肘への過剰な負荷が原因です。 肘の内側では骨と骨を結んでいる組織である靭帯が引き伸ばされることにより靭帯自体が傷んだり、成長軟骨の裂離が生じます。
肘の外側では骨どうしがぶつかり、骨と軟骨がはがれることもあります。(離断性骨軟骨炎)
膝の関節の老化や使いすぎにより、クッションの役割をしている軟骨の変性が生じ関節が変形します。
当院で可能な治療として薬物療法(消炎鎮痛剤、湿布、軟膏)、ヒアルロン酸の関節内注射などを積極的に行っています。
骨粗鬆症とは、骨の量が減り、もろくなった状態です。骨粗鬆症は自覚症状がほとんどなく骨折をして初めて気付く場合も少なくありません。
ひどくなると骨折を起こして寝たきりの原因にもなり、寝たきりの原因の第2位は骨粗鬆症です。