脊椎・脊髄疾患|横浜市鶴見区の整形外科・
リウマチ科・リハビリテーション科 ソルジェンテ整形外科クリニック

WEB問診

病気について

ソルジェンテ整形外科クリニック

地図

〒230-0051
神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央4-1-3 矢上屋ビル5F

お気軽にお問い合わせください 045-501-0708

診療時間
9:00~12:30
15:00~18:30

●…9:00~13:15
休診…水曜・土曜午後・日祝

初診の受付は平日が18:00、土曜が12:45までとなっております。

脊椎脊髄疾患

(1) 頚椎症(神経根症、脊髄症)、頸椎椎間板ヘルニア

頚椎症とは背骨と背骨の間に挟まっている椎間板というクッションが変性(老化現象)をきたすことに伴い骨自体や背骨の配列が変形することを指します。これによって脊髄から出ている神経の枝(神経根)が障害され主に片側の首~肩、手にかけてしびれや痛みを伴うものが神経根症、脊髄自体が障害され主に両方の手足のしびれ、細かい手指の動きが障害されるものは脊髄自体の障害で脊髄症と呼ばれます。同様に骨や椎間板の老化現象ではなく、椎間板の内部の髄核とよばれる成分が飛び出し脊髄や神経根を障害しても同様の症状が出現します。これを頸椎椎間板ヘルニアといいます。

頚椎症(神経根症、脊髄症)、頸椎椎間板ヘルニア

頚椎疾患に対する当院の治療方針

保存的治療

頚椎椎間板ヘルニアなどの疾患では、安静・薬物療法・リハビリを行うことで、症状が自然に改善するケースが多くあります。

手術が必要な場合は、連携医療機関にて実施いたします。ご希望の病院があれば、そちらへご紹介することも可能です。

手術をご提案するケース

以下のような場合は、手術治療を選択肢としてご提案いたします:

  • 1〜3か月の保存的治療で改善がみられない
  • 日常動作に支障が出てきた場合(例:
    • 物をうまく持ち上げられない
    • ボタンがかけにくい
    • 箸やペンの動きがぎこちない
    • 足の突っ張り感で歩行が不安定 など

手術方法について

  • 後方アプローチ(後ろから手術する方法)
    • 内視鏡手術
      小さな皮膚切開(約1cm)、入院期間:数日程度
    • 脊柱管拡大術
      比較的大きな切開(約5〜10cm)、入院期間:1〜2週間
  • 前方アプローチ(前から手術する方法)
    • 前方固定除圧術
      皮膚切開(約3〜5cm)、入院期間:1〜2週間
      → 神経の圧迫を解除し、頚椎を安定させる手術です
    • 人工椎間板置換術
      頚椎の可動性を保ちながら神経の圧迫を取り除く手術です

ご不安な点は、担当医(火曜日)までお気軽にご相談ください。患者さま一人ひとりの状態に合わせた最適な治療をご提案します。

(2) 腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症

腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症

病態は頸椎椎間板ヘルニアと同様に骨と骨の間の椎間板というクッションの内部の髄核と呼ばれる成分が出てきて主に足への神経を圧迫し症状が出ます。その為に特に初期は腰からお尻の辺りの痛みが生じ、その後は足先へのしびれや放散痛が出現します。

加齢や労働などにより変形した背骨や椎間板、肥厚した靭帯により脊柱管という神経の通っているトンネルが狭窄し神経を栄養している血管が圧迫され症状が出ます。この病気では、長い距離を続けて歩けなくなる、歩行と休息を繰り返す間欠性跛行という症状が有名です。背筋を伸ばして歩こうとすると神経の圧迫が強くなることにより神経への血流障害がさらに増悪し足のしびれや痛みが強くなり歩きにくくなります。

腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症

腰椎疾患に対する当院の治療方針

保存的治療

腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの多くは、薬・リハビリ・神経ブロックなどの保存的治療で症状が改善することがあります。

手術が必要な場合は、連携医療機関にて実施いたします。ご希望の病院があれば、そちらへご紹介することも可能です。

手術をご提案するケース

以下のような場合には、手術治療を選択肢としてご提案いたします:

  • 1〜3か月の保存的治療で症状が改善しない
  • 足のしびれや痛みが強く、日常生活に支障がある
  • 歩行距離が短くなってきた(間欠性跛行)
  • 排尿・排便の異常などがみられる場合
  • 足が上がりにくい(歩行時につまづく、地面に引っかかる)

手術方法について

当院では、神経の圧迫を取り除きつつ、筋肉や骨をできるだけ温存する「低侵襲手術」を積極的に行っています。

  • ULBD(片側進入・両側除圧)
    3箇所以上の狭窄ある場合に行う手技です。背筋をできるだけ温存するため、術後の痛みが少なく、回復も早いのが特徴です。
  • FESS(全内視鏡下脊椎手術)
    直径7mmほどの内視鏡を使用して行う最小侵襲手術です。早期退院や社会復帰が可能です。
  • MED、MEL(内視鏡下椎弓切除術)
    拡大鏡と内視鏡を用い、小さな傷で神経の圧迫を除去します。

ご不安な点は、担当医(火曜日)までお気軽にご相談ください。患者さま一人ひとりの状態に合わせた最適な治療をご提案します。患者さまの症状やご希望を踏まえ、最も適切な治療法をご提案いたします。手術が必要な場合は、連携医療機関にて実施いたします。ご希望の病院があれば、そちらへご紹介することも可能です。